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学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)

第3章 年越しそばと姫納め(*)



セナが漏らした鼻から抜ける吐息に、未だ収まったままの熱が再び頭をもたげ始めた

「は…キリねェな、お前といると」
「…いい、よ?」

離れた唇と再び間合いを詰めて、今度はセナから唇を重ねる
そのまま首に腕を回し、唇を食むと舌を絡ませた

「ローが、満足するまで…抱いて?」
「…ッ、あのな…」
「きゃ…ッ?!」

唇を引き剥がしベッドに押し倒すと座位から正常位に体勢を変え、膝裏を抱えれば間髪入れずに律動を始める
ローのいきなりの豹変ぶりに、セナはただ身を委ねることしかできない

「んぁ、っ…ア…ンン!!」

穿たれる熱にどこか冷静になってくると、煽った自覚は充分にあった
目の前のローの瞳にはセナしか映っていなくて、その瞳は情欲に燃えている
切なげに寄せられた眉間と、吐き出される吐息に胸が熱くなった

こんな彼を、きっと知っているのは自分だけ

力無く投げ出していた腕を、ローに伸ばす
顔を寄せるように前屈みになってくれたので、首に腕を回した

「ぁ…ッ、ロー…」
「ん、」
「ふぁ、ァッ…好、き…」
「ッ…?」

こんなにも愛おしいと思える人と、繋がり合えることがなんて幸せなのだろう
この時間が、永遠に続けばいいのに

迫り上がる快感に身を震わせ、うわ言のようにローの耳元で何度も「好き」と繰り返す


「ぁ、ッ好き…ぃ!」
「分かったから、少し黙れ」

黙れ、と言うその眼差しは優しく、甘く唇を塞がれた
舌を絡め合い、何度も角度を変えて貪られる

「ん、ぅンンッ…!」

上顎を舌先で擽られれば、くぐもった甘い吐息が鼻から抜けた
突き上げられるたびに、全身に甘い痺れが広がる
呼吸を奪われながら与えられる快楽に、意識が遠のきかけてしまう

「ッはァ」
「ふぁ…ァ…ッン!!」

遠のきかける意識を引き戻すように、首筋に甘く噛みつかれた
そのまま唇が押し当てられ、強く吸い付かれる

紅い所有の痕が色濃く咲いた

「も、…イき、た」
「あぁ、そうだな…俺もそろそろ、ッ」

お互いを高め合うように、ローが腰の動きを速めるとセナはたくましい体躯に必死にしがみつく
そして自分も快楽を追うように、腰を揺らした

時折掠めるイイ所に、腰が震えナカに埋められたロー自身を強く締め付けてしまう
その度に耳元で息が詰まる気配が、全身に熱を広げるようだ
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