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学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)

第3章 年越しそばと姫納め(*)



ローは心底セナを大事にしてくれる
きっと今も、本気で彼女が拒むのなら止めようとするだろう

『でも…』

下半身に感じる熱や、滅多に見下ろすことなどないローの表情はどこか色気を帯びている。それでいていつものような余裕がなさそうだ

そうさせているのが自分なのだと、さらに彼が余裕を無くすほど求めているという事実に胸が甘く締め付けられる

『私だって』

ついつい恥ずかしさから、拒絶のような言葉ばかりが口を吐くけれど…本当は求められるままにローを受け止めたい
体格も体力も差は歴然ではある、それでも自分だって彼を想う気持ちは強くあるのだから

「ロー…」
「?…ッ」

ローの逞しく割れた腹筋に手をつくと、緩慢な動きで腰を上下し始める
自ら求めるような動きをするのは、顔から火が出そうなほど恥ずかしいし、その為かいつまでも慣れない

「ぁ、はぁ…ッ」
「いきなり、積極的だな」
「ん…ぅっ」

熱い吐息を漏らしながら薄く開かれた唇に、ローの無骨な親指が這い口内に差し込まれた
そのせいで閉じ切れなくなると、自然と溢れてくる唾液がトロリと顎を伝う

「は、ふ…ンン」
「エロい顔」
「んぁ…ロー、だって」

ヌルリと差し込まれた指で歯列をなぞられてから、ゆっくりと引き抜かれた
息を乱すセナを見つめるローも、どこか恍惚としていて息が乱れている

それが嬉しくて、セナは腰の動きに意識を集中させた
内壁で扱き上げるように、ロー自身を緩く締め付けながら腰を上下させる
そうすれば時折ローが息を詰め、表情を歪めた

「ン、…ッ気持ち、いい?ロー…」
「ッああ…だが」
「?ひゃ、ァッ?!」

腹に這わせた手を掴んで固定され、下からより一層強く腰を突き上げられる
セナは目の前が白むと、意識を手放しかけた

けれど今度は露わになった蕾をグリリッと強く捏ね潰されると、否が応でも現実に留まることとなる

「んんぅ、ッ…ぁっ、ふッ」
「一緒に、ヨくなろうな」
「ぁ、ああっ…ろ、ぉっ」

もはやローが主導権を握れば、セナになす術はなくただ与えられる快楽を追うことしかできない

しかし余裕を取り繕うローも、目の前で痴態を晒すセナの姿に興奮させられっぱなしで限界は近かった

無理だなんだと言い訳ばかりしていたはずなのに、何処で積極的なスイッチが入るのか
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