学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第3章 年越しそばと姫納め(*)
意識が朦朧としそうな中で、それでもこの特別な時間を忘れてしまわないように必死で繫ぎ止めた
そんな苦労を知ってか知らずか、ローは唇を解放することもなく、腰の動きは追い詰めるようにどんどん速まってゆく
「んんぅ!ふ、ッ…はァッ、ぁっ」
「なんだ、もう限界か?」
「ひぁ、ぁっあっ…!ロー、ッもう」
ローのからかいにも答えることはできず繋いだ指先、更に絡め回した脚に力を込めると限界を訴えた
「っ、く」
更には求めるようにロー自身を締め付けていたが、それは無意識のようでセナは気付いていない
ローは何かに耐えるように表情を歪めると、腰をゆるりと押し回した
その拍子に、先端がイイ所を掠めたようで限界も近かったセナは全身を大きく痙攣させる
腰が脚が力なくだらりと脱力して力が入らない
襲い来る快楽の波に呼吸を整えていると、口付けが降ってきた
「ん、ふ…ッ」
されるがままに触れるだけのキスを受け入れていると、ローが甘く唇を食み、それから離れる
なんとなく不思議に思って、セナが視線で追うとそこには意地悪く笑みを浮かべた彼らしい表情
「え…?」
嫌な予感しかしなくて、条件反射的に身を引こうとするがあっさりと腰を捕まれ、引き戻される
必然的に繋がりが深まり、ひくりと喉を晒した
「待って、私…もう、」
「まだまだへばってもらっちゃァ困る」
「なんでそんな元気なの!?」
「なんだ、元気そうじゃねェか」
傲慢な笑みを浮かべたまま、今にも腰を動かしそうなローを警戒して上体を起こすと、連動するように目の前の逞しい上半身がベッドに沈む
「?!なにして…ひ、ッッ」
「たまには上もいいだろ」
「なっ…!私もう…無、理…ッぁあ!」
偶然のように騎乗位の体勢となったことで、どうしても自重がかかりより深くロー自身を奥へと飲み込んでしまう
どうにかこれ以上深く入り込まないようにと手を着いても、その手をローに取られれば前方に引かれ角度をつけてナカを抉られる
「ふ、ぁ…ど、して」
「…好きな女を前に抑えられる野郎なんざいねェんだよ」
「一回、イったの…に?」
「そうだな、本当はいつも足りねェって思ってる」
「?!」
初めて聞くローの本音に、セナは顔を真っ赤にした
体力の差は歴然で、きっと彼が満足するまで抱き続けたなら自分は翌日廃人となっているだろう