学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第3章 年越しそばと姫納め(*)
絡めた指に、力を込めると安心したようにセナがふわりと微笑んだ
そうすると締め付けられてもいないのに、ロー自身がナカで一段と大きく膨張した
「ッ…ロー?」
「はぁ…一回出させろ」
「え、ぁあっ…?!や、激し…ッンン!」
誤魔化すように顔を逸らしたローが、一言告げて今まで以上に腰の動きを早める
すぐに追い詰められてゆくセナは、繋いだ手に力を込めて全身を大きく痙攣させた
すぐ後を追うように、ローもナカで熱を吐き出す
「はぁっ…はっ…」
肩で大きく息をするセナの上に、のし掛かるようにローが覆い被さった
決して押しつぶしてしまわないように配慮がされているので、苦しくはないのだが密着した素肌がなんだかこそばゆい
肩口に埋められていた顔が、もぞもぞと身動ぎしたかと思えばほんのり汗ばんだ肌を顎髭がくすぐる
そうすると堪えきれず笑い声が漏れた
「ふふ、くすぐったい」
「?ああ…ヒゲか」
「ちょっ、ワザと動かないで…ひ、ぁっ?!」
「ッ、いきなり締めんな」
堪えるような笑い声に気を良くして、ワザと擦り付けるように肩口や首筋をくすぐると
逃れようとしたセナが身をよじった拍子に、ナカに入ったままのロー自身と擦れ合った
思わぬ刺激に、ビクリと全身に力が入り締め付けてしまうとローが息を詰めて眉間を寄せる
「あっ、ぁ…ン…も、抜い、て…?」
「…無理だな」
「ひ、ッ…なん…でぇ」
「まだ足りねェ」
絡めた指を解こうとすれば、より強く絡め取られ握り込まれてしまう
そして抜くどころか、より硬度を増した感覚がリアルに伝わりセナは目を見開いた
ボソリと呟いたローが再び深くえぐるように腰を突き上げると、言葉にならない甘い声が部屋に響く
「ふぁあ!あ、あ…ンンッ」
「く、ッ…はァ」
「やっ、ァ…ろぉっ…待っ、」
どうにか動きを緩めてもらえないかと、縋るように言葉を紡ぐが上手く繋がらない
強過ぎる刺激にセナは息を乱しながら、絡められた指先に力を込めることしか出来なかった
「セナ…ッ」
「アァ、だ…ッめ…も、おかしく、なり、そ」
一度達して間も無く、性急に追い詰められれば全身でローを感じすぎてしまう
気が狂いそうなほどの快楽に、何度も意識が飛びそうになった
「いいぜ…俺にだけおかしくなれよ、セナ」