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学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)

第3章 年越しそばと姫納め(*)



トクントクンと、規則的なローの心臓の音がやけに耳につく
それが何だか恥ずかしくて、セナの心臓は早鐘を打ち始める

「どうした」
「別にっ」
「体温高ェな…期待してんのか?」
「ン、ッ」

耳を軽く食みながら、熱の込もった吐息とともに囁くとセナは息を詰めた
ふるりと身震いをして、ローを睨みつける

「そんなわけ、ない…っ」

俗物的な物言いの恥ずかしさに腕の中から逃げ出そうとしても、力でローに敵うはずがない
モゾモゾと身じろぎをしていると、パジャマの上から胸元を弄られる

「ちょ…!やめ、」
「あと2時間、か」
「え?」

部屋の壁掛け時計に目をやったローが、ぼそりと呟いたのがよく聞こえず振り向いて聞き返す
すると答えが返ってくる代わりに顎を掴まれ、唇を奪われた

舌を絡め、口内を弄る
上顎を舌先で擽り、歯列をなぞれば段々と力が抜けてゆく
唇を離せば、銀色の糸がやらしく舌先を紡ぎ、ぷつりと途切れた

「姫納め、するぞ」
「ひめ、おさめ…?」
「年内最後のセックス、ってことだ」
「そん、ぁあっ」

何かを言いかけたセナの胸を、服の上から揉みしだき、柔らかく勃ちあがり始めた突起を指先で摘み上げる

「ふ…相変わらず感じやすい」
「誰のせいで…あっ、やっ…」
「責任取ってやるよ。俺しか知らねェ身体だからな」

耳を甘噛みしながら、舌を這わせて器用にボタンを外してゆく
パジャマの胸元がはだけて、白い肌が外気に晒されると、赤く熟れた突起がツンと主張を示した

「やぁ…っ、恥ずかし」
「今さらだろ?ほら、脱がすぞ」

返事を待つことなくするりと袖を抜き、パサリとベッドの下に上衣を落とす
セナは思わず胸の前で腕を組むが、呆気なく解かれベッドに押し倒された

「っ…や、」
「隠すな。…綺麗だ」
「ふぁっ」

腕をベッドに縫い付けたまま、チュッチュッと小刻みに震える肌に口付けを落とし、紅い花を咲かせてゆく
弱い箇所に吸い付くたび、ピクッと反応するのが愛おしくてローは口元を緩めた
顔を上げて、紅く染まった上半身を目にすればぞくりと征服感が背筋に湧き起こる

「ロー…」
「ん?」
「も、我慢できな…」

瞳を潤ませて、舐め回すように見下ろしてくるローを見上げる
ローが風呂に入る前から燻っていた熱を、さらに焦らされセナの身体は限界だった
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