学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第3章 年越しそばと姫納め(*)
「どうして欲しい?」
「触って…ほし」
「何処「ッ、意地悪…やだ!もう、しないっ」
ニヤニヤと明らかに楽しんでいるローに、羞恥心より怒りが湧き上がりセナは腕を強引に振りほどくと、くるりとシーツに包まって背を向けた
「おい」
「知らない…っもう、寝る」
「は、ちょっと待て…悪かっ「おやすみ!!」
端に寄りもぞりと頭までシーツを引き上げると、完全に殻に篭ってしまったセナ、そして呆然と取り残されたローは流石にどうしたものかと考えを巡らせる
そうして暫く沈黙が続いた
「……はぁ」
「セナ」
「…!」
「本当に寝たのか?」
小さく溜息を吐いたタイミングで、名前を呼ばれてセナはビクリと肩を揺らす
しかし起きていることには気付いていないらしく、シーツ越しに声を掛けてきただけなのだが、ドキドキと心臓の音が鳴り止まない
別に悪いことをしているわけでも無いのに、どうしてかバレないように息を潜め眠ったフリをした
するとシーツ越しに、ローの手が身体のラインをなぞるように這う
「ッ」
「…寝てるみてェだな」
「、ふぁっ?!」
改めて寝ていることを確認されて、ホッとしたのも束の間、脇腹を指で辿るように撫でられ思わず変な声が出た
「起きてんだろ?セナ」
「ぁ…ッ、や」
「出てこねェなら、このままだが?」
頑なにシーツの中で耐えていると、宣言通り全身をくまなく長い指が伝う
耳の裏をくすぐられて、首筋をなぞられる。それから背筋にツツ…と指が下りてきて、腰骨をさわりと撫でられた
たったそれだけのことなのに、従順に快楽を拾う身体は素直に反応を示し息が上がってしまう
さらには頭から被ったシーツの中で酸素も薄いため、だんだんと呼吸が苦しくなってきた
「あぁ、っ…も、やめ、ッハァ」
「ッチ、強情だな…」
「あっ、あぁっ…やだ、それ…ッ」
シーツの中に丸まっているというのに、何故だかローの手は的確にセナの弱い部分を捉えて攻め立てる
先ほどから焦らしに焦らされた身体は、ちょっとの刺激で過敏すぎるほどに快楽を拾ってしまう
「も、ダメ…ふぁっ」
とうとう攻め手に折れたのはセナで、シーツから顔を出すと、酸素を取り込むために大きく呼吸を繰り返した
肩で大きく息をしていると、シーツを剥がされ背後から強く抱き締められる