第3章 運命の出会い
『助かった!助かるよ皆ッ!』
『どうゆう事だ?』
の弾む声に真田がモニターとを見比べると、横から丸井がモニターを指差し叫ぶ
『麦わら海賊団だ!ONE PIECEの世界の主人公の乗る船だ、ルフィならキッドにだって引けは取らない実力がある、絶対助けてくれるぜ!』
『助けてってブン太、奴らも海賊なんだろ?』
ONE PIECEを知らないジャッカルの意見に、同じく知らない日吉と真田が頷くとすかさず丸井をフォローするようにジローが説明を始める
『ルフィ達は良い海賊なんだ、略奪や弱い者を苛めたりしないし、寧ろ沢山の人達を海賊から守り助けてるんだ!』
『それは海賊とは言わないのでは?』
日吉の意見は最もだが、そこは鳳が分かりやすく掻い摘みルフィ達の説明をしている間に麦わらの一味登場により、無駄な争いは避けたいのかキッド達は去って行った
『・・本当に、麦わら海賊団なんだ』
モニター越しだけど、メンバー9人が勢揃いしている光景には感動から体が震えていた
決して望んではいなかった、時空を越えて合いまみえた異次元世界
だけど、彼らを目にする事が出来た
それだけは純粋に嬉しく、は一人感動してしまっていた
『あいつらは、危険はないんだな?』
『ええ、大丈夫・・行くのでしょ?彼らに会いに』
『ああ、情報を得たい』
跡部はモニターを切り部屋の扉を開け放つ
もまた、跡部の隣に並び歩き出すと、続くように皆部屋から出る
その頃麦わらの一味はというと、9人揃いサニー号の甲板に出て、客船を見上げていた
『スッゲーデカイ船だなぁ~』
『なぁに呑気な事言ってんだルフィ、さっきの見たろ?キッドだったぞ、奴が今の今までここにいたんだぞッ!』
呑気なルフィの隣で警戒心むき出しなウソップは焦り、ナミはお宝はあるかしら?と瞳をベリーにしていた
『ナミ、この船は客船よ?例えお宝があったとしても、所有者がいるのではないかしら?』
『あっ、それもそうよねぇ』
ガックリと項垂れるナミにロビンは優雅な微笑みを浮かべては生存していれば、だけど等と恐ろしい事を口にするものだから、ウソップがすかさず突っ込む
『取り合えず、乗り込もうぜ~』
『まてまてルフィ、まだこの船が安全かも分からねぇのに』