第3章 運命の出会い
宍戸の叫びと同時にルフィとチョッパーがプールに落ちてしまうと、鳳とウソップが慌てだし理由が分からない宍戸が困惑する中プールに落ちた二人が溺れているので、宍戸は飛び込み二人を抱き上げた
『ッ!おい、お前ら泳げないのか!?』
『ぶはぁ!わ、悪りぃ~たずがった』
『あっ、ありがどぉ』
宍戸に支えられながらも、力が入らないのか今にも沈みそうな二人を脇に抱え、 プールサイド迄泳ぐ宍戸に鳳が手を差し伸べる
『掴まって下さい』
『おぅ!あんた先に掴まりな』
宍戸がルフィを押しやり、鳳が引き上げる
その間に近くにいたウソップも駆け付けてきたのでチョッパーを任せると宍戸もプールから上がりビショ濡れの三人に樺地がバスタオルを手渡した
『大丈夫か?海賊なのに泳げねぇって、お前ら大丈夫なのかよ』
『俺達悪魔の実を食ったからな、かなづちになっちまったんだ、助かったよありがとう!・・名前何だっけ?』
『宍戸だ、宍戸亮』
『そうか、俺はルフィだ!よろしくな亮』
『お、おぅ』
何故か打ち解けて握手を交わす二人に、皆笑いあっていると、鳳が甲板から近づいてくる女性達の声に気付き振り替えると、ナミとロビンと意気投合したの笑い声に驚く
『本当に豪華な船ね〜、これならそう簡単には壊されないんじゃない?』
『それはどうかしら、船に関しては専門家に聞いてみないと分からないんじゃない?』
『そうですよねぇ、私達ではさっぱりなのでフランキーさんにお聞きしたいです。』
『俺が何だって?』
『!?』
女三人の談笑に後ろを歩く跡部と立海メンバー、ゾロは口を挟む隙などなく、ただ黙って聞いていると、背後からフランキーの声が降ってきたので揃って肩を跳ねらせれば、ロビンはクスクスと笑みを浮かべる。
『フランキー、急に声をかけては可哀想よ?慣れていない子もいるのだから』
『そりゃーすまねぇな、でもよこの船の話だろ?なら俺が説明してやんよ。姉ちゃん、付いてきな。』
『ありがとうございます!』
『待て!勝手に行くな。幸村、俺はコイツに同行する、此方はお前に任せるぜ。』
『分かった、油断はするなよ。』
『フッ、愚問だな。』
『景吾、別に私1人でも平気よ?メモならあるから』
『はぁ…お前を1人に出来るか、行くぞ』
『えっ、ちょっと!』