第1章 トリックオアトリート▼高尾和成(R18)
「んっ、ふぅっ…!」
「んじゃまあ、一回イっときますか」
「へっ?あ、ッや…!」
指を少しだけずらしてぷっくらと膨らむそこをこりっ、と刺激する。人差し指と親指で陰核を摘み擦るように動かすとちゃんの腰が無意識に揺れ始めた。
「っ、く、ぁ、ッ…は、ぁあ!」
手持ち無沙汰な胸元にキスを落とし突起をチロチロと舐める。俺の舌に弄ばれる実はピンとそり立って刺激に応えていた。
「あっ、だめ、ッ…いっ、ああぁああっ…!」
骨を軋ませるような、体の奥から漏れるような甘い吐息。ぐったりとシーツに倒れ込むちゃんの瞼にキスを落として自身を寛げる。カチャカチャとベルトを外してズボンのチャックを下ろす。俺のモノは待ってましたとばかりに屹立していた。
「と、ゴムは……」
手探りで机の引き出しからそれらしきものをとる。何個か常備しているそれを手に取って見れば、ノーマルでシンプルイズベストな代物。突起がついているやつでもいいけど今は別にこれでもいい。袋を破って素早く自身に被せた。