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友達以上恋人未満

第1章 short story






今週の天気は、晴ればっか



雨降ったら裕に会えるんやけど



当分、会いたくない



でも、会いたいって思ってしまう




変な気分







そして迎えた週末




あたしは、バイトに行った



ぼーっとしてることが多く、怒られた



テンション低いまま自転車で家に帰ろうとしたら



店の前を裕の車が通った



助手席には、女の人



笑いながら乗ってた






もうイヤや・・・





家に帰る気にならんかったから



すばるくんに電話してみた





『もしもし・・・』


すばる「んー?あんどうしたん?」


『何してるー?』


すばる「あんなんしてーこんなんしてー」


後ろで、信ちゃんの声がした



「あほ。あんに何を言うてんねん」



すばる「んで?」


『やっぱいいや。ばいばい・・・』




あたしは、電話を切って近くの公園に向かった



誰もいてへんから静か




自転車を止めて、一人でブランコに乗ってみた




でもやっぱ、なんかアホらしくなって家に帰ろうと

自転車に乗り、公園を出たら



「あん!!!!」



名前を呼ばれて声のする方を見たら裕が居てた



裕「どうしてん!?・・・はぁー・・・はぁー・・・」


『なんもないよ?』


裕「なんかあるやろ・・・すばる・・・言うてたで・・・」


裕は、走って来たみたいで息が切れてた




『今日は、バイトで怒られて・・・家に帰る気分ちゃうかって・・・』


裕「ほんま!?・・・じゃーなんで俺ちゃうん?いつも俺に電話してくるやん」


『だって・・・えっと。なんとなく・・・』


裕「あぁーーーービックリしたーーーー。」


『いけるから、戻っていいよ?』


裕「どこ戻るねん」


『だって・・・約束してたんちゃん?彼女と・・・』


裕「はぁ?彼女ら居てへんわ」


『そっか・・・えっと・・・』


裕「もうー自転車貸して。走るのしんどいわ。ほら、後ろ。」




あたしは、裕が漕いでくれる自転車の後ろに乗った







星空の下



お互い何も話さんかった




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