第11章 最後の言葉
土「それより・・・・・何で生きてるんだ?」
トシのその問いに、私は笑う。
『それはまた後で。先に総悟の所に行かないと』
私はトシの手を引き、総悟の部屋に行く。
が、誰もいない。
いや・・・・・・どこ行った?あのドS美少年。
探し回っていると、縁側にたたずむ男どもが・・・・・
ちょっ・・・・・・笑える!やばいよ!
総悟、近藤さん、ジミーの順に座っている。
ずいぶんこたえてるなぁ・・・・・・
私はトシの手を放し、そっと総悟に近づいた。
そして、思いっきり後ろから抱きしめた。
『そ~ご!!』
沖「うおわ!?」
『何たそがれてんの!?似合わないよ?』
近藤さんとジミーは口をパクパクさせて、まるで金魚だ。
総悟は驚きすぎて固まっている。
近「瑠維ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!?」
山「何で生きてるんですか!?」
私はジミーをぶん殴る。
『生きてちゃダメか?ダメなのか?』
山「いや・・・・・そういうことじゃなくて・・・・・」
そう言っていると、総悟が私を抱きしめた。
沖「お帰りなせぇ、瑠維」
『!!・・・・・・・ただいま、総悟』