第10章 三億ゥゥゥゥゥ!?
私は何とかその手を掴む。
『あああああああの!!その・・・・すみませんでした!なんか酔った勢いで・・・・・すみません・・・・・・』
とりあえず謝る。だってそうするしかないもん!
すると、男は肩を震わせる。・・・・・・・怒らした?
『あの・・・・・?』
男の手に力が入り、更に密着させられる。
『ちょっ・・・・・・』
土「何焦ってんだ?バカ瑠維」
・・・・・・はい!?
ちょっ!?え!?ちょい待って!どゆこと?
先ほどより更に頭の中がぐちゃぐちゃになる。
『ひ・・・・・土方さんですか?』
土「なんで敬語なんだ?」
『・・・・・それとも声だけそっくりさん?』
土「このアホ!!」
軽い拳骨が落ちてくる。恐る恐る振り返ると・・・・・・
『うっわ・・・・・』
なんか・・・・・めっちゃかっこいいんですけど・・・・・
なんでそんなかっこいいの?ねぇ、何でそんなに微笑むのが似合うんですか?
私は体を反転させるとトシに抱きつく。
土「どうした?」
『なんか・・・・・免疫が・・・・薄く・・・・』
土「免疫?」
『イケメン免疫』
そう言うとトシは呆れたようにして笑う。
『服!!服返せ!ふ~く~!!』
土「うるせぇな・・・・・・」
『汚したの?』
土「なっ/////お前はいきなりそういうことを/////」
汚すなよ!
『着替え』
土「・・・・・・俺の流し着るか?」
『うん!!』