第2章 合同演習って・・・・サボりたい
稽古着に着替えると、私は中に入って行った。
すると目の前に・・・・
『げ!!佐々木!?』
佐「お久しぶりですね。来て早々大声で素晴らしい言葉を言ってくださったようで」
『ちなみに、真選組の隊長の方々には、この場の全員病院送りにするっていいましたから。ついでに一撃で』
私はにこやかに笑った。
佐々木も笑って、
佐「それは楽しみですね。ですが信女さんは・・・・・」
『私の癪に障った奴だけよ』
佐「それはそれは・・・・・では私は?」
私は親指を逆さに立てた。
『一番嫌いよ!!』
佐「そうですか、それは残念」
全然残念そうに思えないんですけど?
佐「そういえば・・・・・随分とあなた嫌われてますよ?対戦表が可哀そうなことに・・・・・」
私は佐々木の持っている紙を覗きこんだ。
『・・・・ほとんど連続でしかもニ対一とかばっかりじゃん』
佐「問題ないと思いますがね?」
佐々木はドヤ顔でそう言ってくるので、私もドヤ顔で、
『ほんとにまったく問題ないわよ』
と言ってやった。
佐々木と別れて、真選組の所に行くと、近藤さんが真っ青な顔で走ってきた。
近「瑠維ちゃん!!この対戦表!!」
『ああ、見ましたよ。随分嫌われてるみたいで』
土「大丈夫なのか?余裕そうだが・・・・・」
『あの・・・・すいません。私の実力、確実になめてますよね?みなさん』
私はぼそりと呟いた。その言葉に近藤さんは少し困った顔になった。
近「えっと・・・・瑠維ちゃんが戦ってる所・・・・ほとんど見た事ないから・・・・・」
『先生のところに居る時は、毎日ヅラや晋助、銀時との打ち合い。攘夷時代では毎日天人殺してて、今でも夜兎相手でも3人くらいなら余裕で勝てます。ついでに私は・・・・』
近藤さんの前に立ち、思いっきり言い捨ててやった。
『銀時よりも強いです!!心配しないでください』