第2章 合同演習って・・・・サボりたい
そして当日。
真選組からは一番隊~十番隊の隊長と副長に局長、そして何故か私が参加していた。
会場は見廻組の稽古場だった。
隊服に身を包みぞろぞろと入って行く。
稽古場は異様な雰囲気に包まれていた。
殺気だっている者が多く、血の気が多いのだろう。
で、その中になんで私?
近「さてと、稽古着に着替えようか。すいませーん、更衣室貸してもらえませんか?」
おお!!さすがは天然だ!!
すると一人の男がこう言った。
「いいんじゃねーか?女捨ててんだからよ」
おお!!いじめか!
低レベルだな・・・・・・
私はきょろきょろとあたりを見回すと、目当ての人間を探し当てた。
『信女ェェェ!!更衣室貸してくれない!?』
大声でそう言うと、信女は頷いた。そして私の所までやってきた。
『久しぶり!!元気だった?』
信「・・・・こんな中、よくそんなに呑気な声だせる」
『こんな中?普通じゃない?てゆーかさぁ・・・・・』
私は大声で言う。
『この人たちの殺気なんてクズ以下よ。こっちは十代前半から天人殺しまくってんの。こんなの屁でもないけど?』
わはははは・・・・・
舞鬼神なめんなよ?だてに桂とかと名前並べてねーんだからな?
信女はその言葉にほんの少しほほ笑むと、私を案内するように歩いて行った。
近「瑠維ちゃ~ん?」
土「どんだけ目立つ行動・・・・・・」
『すいません、私結構苛立ってるんで。それと・・・・』
私はトシと近藤さんに笑いかけた。
『真選組の隊士以外、全員ボコボコの病院送りにしてやりますから。あ、信女もしないけど』