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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第10章 三億ゥゥゥゥゥ!?



土方side

重くはないが、体に力が入っていない為ずりおちそうになる。
なんとか支えながら屯所までの道を歩く。

『ん~・・・・・トシィ・・・・・』
土「どうした?」

寝ているかと思っていたが、一応意識はあるらしい。
瑠維は俺の首にしがみつく。

『ごめん・・・・なさぁい・・・・』
土「・・・・・気持ち悪いな。お前が素直に謝るなんて」

俺の一言に瑠維は拗ねたように小言を言いだす。
こいつ、酔ったらほんと子供だな。

『トシィ・・・・』
土「今度はどうした?」

そう言った途端、首を後ろに引っ張られる。

土「いっ!?」

そのまま唇に温かく柔らかいものが当たる。
それは酒の匂いが強く、やはりどれだけ飲んだのか頭を悩ませるものだ。

『だいすき・・・・・・』
土「・・・・・・普段からそうしてくれりゃぁ、ケンカもしねぇだろうに」

こいつは無意識でやることが多い分だけ困る。
酔ってる時はなおさらだ。

屯所に帰ると、山崎が報告書を持ってきた。
その時瑠維を見て軽蔑のまなざしを投げかけてくるから、殴ってやった。

俺の部屋に布団を敷き、そのままそこに寝かせる。

隊服から流しに着替え、瑠維を見る。

酔っているせいか、白い肌がほんのり桜色に色づいている。

土「・・・・・お前が悪い」

俺はそう呟くと瑠維の唇に噛みつくようなキスをした。
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