第10章 三億ゥゥゥゥゥ!?
司「彼女をおぶっての2000m走です。彼氏のたくましさを見せてください!!」
やばいよね?これ・・・・・・
いや、銀時に体力無いわけじゃないけど・・・・・
相手が悪いよね?一応警察官だし?九ちゃんも足速いし・・・・・
司「なお、彼女からの愛の言葉もOKです」
愛の言葉ねぇ・・・・・・
司「では、出場者の方々は着替えるために更衣室へどうぞ」
そう言われ、私達はステージの袖にまわされる。
銀時は完全にフリーズしていた。
妙「銀さんたちも出てたんですか?奇遇ですね」
九「悪いが、一位は僕たちだ」
『・・・・・ごめん、争う前にうちのバカ侍戦闘不能になっちゃってる』
私は銀時の頭を叩き、無理やり覚醒させる。
銀「無理無理無理無理!!!!お前みたいなのおぶって走るなんて絶対死ぬ!この世の終わり!!」
『お前のせいだろーがァァァ!!こっちだってこんなバカげた大会出たかねーよ!!』
そして始まるいつもの喧嘩。
妙「一番カップルらしくないわね」
お妙さんのその言葉に私達は二人して大声をあげた。
『「カップルじゃねーから仕方ねーだろ!!」』
妙「あら息ぴったり」
つーかさ、普通なの私達だけじゃない?男と女なの!
銀「だいたいなんだよ!?何で男が女装してんの!?何で女同士で出てんの!?つーか何で俺等が普通になってんだよ!?」
あ、つっこんだ。
近「ハッハッハッハ、似合うだろ?」
沖「似合う似合わないの問題じゃねーでしょ。俺、男ですぜ?ちゃんとついてるんで」
山「何で俺まで・・・・・・」
近「そう言うな、トシの三億を返すためだ。万事屋、ここはどうにか手を組まないか」
は?どーゆーこと?
銀「それもそうだな。どっちにしろ俺らかお前らが勝てばいーんだろ。お妙たちに優勝させなけりゃいいんだろ?」
なに?それ・・・・・意味わかんないんですけど?