第10章 三億ゥゥゥゥゥ!?
『銀ちゃん?どーゆーことかなァァァァ!?』
銀「ちょっ・・・・落ち着け、まあ落ち着け」
銀時の木刀を盗み取り、切っ先を銀時に向ける。
銀「俺だけじゃなくて、あの野郎と一緒に三億を・・・・・な?」
『じゃあ何?私でなくて良かったじゃん?私いる意味ないじゃん?』
銀「ごめんって・・・・・おごるから、なんでも好きなもんおごるから」
『それだけじゃ足りないね!一発殴らせろ!』
銀「無理だろ!お前の一発くらったら死ぬもん!銀さん死んじゃうよ?」
『だったら死ねこの腐れがァァァァァァァァァ!!』
そこで着替え終了の合図がなった。
銀「助かった・・・・・・」
『チッ・・・・・・・』
銀「お前おとなしくしてろよ?可愛い女の子演じてろよ?」
『さあどうでしょうね~』
銀「オイィィィィ!!」
苛立ちながら銀時の背に乗る。うっわ・・・・こいつの背中案外広いな・・・・・
司「では位置について・・・・・・よーい・・・・スタート!!」
そこで全員一斉に走り出す。結構みんな速い。
つーか男乗せて走るの気持ち悪くないのか?
ほぼみんな接戦で1500mを通過する。
『銀時、あんた意外とやるじゃん』
銀「うっせぇ・・・・・話し・・・・かけんな・・・・・」
お~息も切れ切れ。そこで近藤さんが前に出た。続いてトシも前にでる。銀時はというともうボロボロ。
ここは私の愛の言葉がいるな、うん。
『銀時ィ・・・・・』
銀「んだよ・・・・・」
私は銀時の耳に唇を寄せ、話しかけた。
『勝たねーと・・・・・・どうなるかわかってるよなァ?』
最後の言葉にドスを含ませる。その瞬間、銀時のスピードが一気に上がった。顔は心なしか青い。
司「おおっと!!ここで瑠維さんからの愛の言葉が!!」
愛の言葉ねぇ・・・・・・
結局この勝負は私達ペアが一位でした。