第8章 昔の味方は今日の敵
『でもさぁ・・・・』
土「ん?」
『私に言うより・・・・他の隊士たちに言ったほうがいいんじゃない?』
私の言葉にトシは頷いた。
土「わかってる。隊士達の間じゃ、噂になってるらしい」
『あっそ・・・・・・私は噂とかに疎いからなぁ』
土「わかってんなら、もう少し敏感になれ」
『へ~い・・・・・』
トシは私の頭を撫でると、もう行っていいぞ、と言う。
『ねぇ、トシ・・・・・・』
土「なんだ?」
『トシの方こそ・・・・・・気をつけてね』
土「!?」
『トシは一応お偉いさん方に入るからね』
土「わかってる」
トシはまっすぐに私を見つめてそう言った。
私は笑って、部屋を出た。
その後・・・・・・何が起こるかも知らずに・・・・・