第6章 全盛期?
『何でトシの部屋ぁ?』
トシは私を下ろすと、すぐに書類整理に取り掛かる。
『どーせ構ってくれないのに・・・・・』
不貞腐れて、テレビをつけようとすると、気が散ると言われ、すぐに消された。
『・・・・・近藤さんのとこ行きたい』
土「ダメだ」
『なんでぇ!?』
土「ダメなもんはダメ」
その言葉にさらに不貞腐れ、ちっちゃくなり体操座りをする。
土「・・・・はぁ・・・・・こっちこい、瑠維」
トシは筆を置くと、私を手招きする。
子供の体に戻ると、自然と心も子供のころに戻ってるようで・・・・・・
『うん!』
と物凄く素直になってしまう。
土「ったく・・・・・ガキだな」
『ガキだもん』
トシの膝の上に座り、書類を覗く。
土「十年前って言っても・・・・・13だろ?」
『子供は子供』
そう言い、トシの首に抱きつく。
土「犬みてぇだな」
『・・・・・・地雷すれすれだよ?その発言』
土「マジかよ・・・・・・」
『うん』
トシの肩に顔を埋めていると、次第に眠くなっていく。
『・・・・眠い・・・・』
土「寝てていーぞ」
『ん・・・・・』
そのまま夢の世界へレッツゴーした。