第4章 男女逆転とか・・・・・・冗談でしょ?
『うおわ・・・・・・見事に女だらけだな・・・・・』
元が男所帯なだけに、女だらけだ。
俺はそのまま進んでいくが、何人かの隊士に囲まれる。
「おい・・・・・ザキに何した?」
「ふざけんなよ!?こっちは混乱してんのに」
「女襲うなんざ・・・・・最低な野郎だな」
お~い?勘違いすんなよ?コラァァァ!!
女の顔でメンチ切るのはさすがに・・・・・・・・
『オイオイ・・・・・何勝手に誤解してんだ?それに・・・・・女の顔でメンチ切んなよ・・・・・折角の可愛い顔が台無しだぜ?あ、あと言葉遣いもちゃんとしろよ?』
そして妖艶に微笑んでみせる。その微笑みに、隊士たちは顔を真っ赤にする。いや・・・・この顔女受けいいな・・・・
『つーか・・・・・俺が誰だかわかんねェの?』
そう聞くが、恥ずかしがって答えない。
お前ら元は男だろ!?
『俺は・・・・・・』
沖「何やってるですかィ?」
うご!!総悟・・・・・・・・え?
確かに言葉遣いも総悟である。でも・・・・・ヤバいくらいに可愛い。いや・・・・・可愛すぎじゃね?
「逆ナンかィ?ったくこんなに混乱してんのに・・・・・」
お?真面目なことを・・・・・
「それよりお兄さん?JKと遊ばない?」
期待した俺がバカだった・・・・・・言ったら奇跡だわ。
『んなことしねぇよ。少なくとも・・・・・今はな?』
ジミーを廊下に寝かせ、総悟を引き寄せる。
『ドSってのは・・・・・傷つきやすいもんなァ?このビッチ女?』
微笑み、耳元で囁いた。すると総悟はたちまち顔を赤くし、半泣きになる。
沖「・・・・・んなこと・・・・・・」
『あー・・・・・すまねぇ・・・・言いすぎたな?総悟』
沖「は?」
『いい加減気付いてくれよォ・・・・・・めんどいんだから・・・・・』
沖「瑠維!?」
『まぁな。かっこいいだろ?俺』
フリーズしている隊士たちはさておき、俺は廊下を突っ切って行く。目指すはトシの部屋。
あー・・・・・美人になってっかな?
それはそれで男が寄ってくるし・・・・・どんなトシでも愛せる自信はあるしな・・・・・・