• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第27章 人の世のものとは見へぬ梅の花 



土「ルイ、万事屋から離れろ」
ル「え~、久しぶりに会ったんだからいいじゃない」

ルイと呼ばれた女は土方の手によって、銀時から剥がされた。

土「いくぞ」
ル「なんでぇ?銀時とまだ話したいよぉ」

銀時はシャウトではなく

絶句した。

銀(・・・もし、アイツがこんな言葉使ったら隕石が降るぞ。人類滅亡へのカウントダウン始まんぞ)

そりゃあ、最近では言葉遣いも治ってきた瑠維だが、きっとこんな口調でしゃべることは、死のうが、死ぬ前だろうが、生まれ変わった後だろうが、絶対にない。

ル「十四郎さんのケチィ~」
土「ほら、さっさと行くぞ」

土方はそう言いつつ、ルイの頭を撫でる。

あの瑠維と土方なら、あの会話は・・・

『い~じゃん別に、仕事終わったし?どっかの副長さんみたいに仕事遅いわけじゃありませ~ん』
土「んだとコラ!?上等じゃねぇか、仕事の量倍に増やしてやろうか?」

と変換されるであろう。

ル「じゃあね、銀時。旅行の話聞かせてね~」

土方と手をつなぎ、ぶんぶん空いた手を振るルイ。

ルイと土方が去ってしばらく経った後、銀時は呟いた。

銀「ありゃあ、瑠維じゃねぇ」
/ 250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp