• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第27章 人の世のものとは見へぬ梅の花 


銀「つーわけだ」
『回想って便利だね』

何故自分が忘れられているかではなく、回想の便利さに浸ってしまう。

新「瑠維さん、違いますよ!!そこじゃないです!」
『あ、そうだね』

新八くんの声によってようやく本題へと戻ることが出来た。

『つまり、地球にいなかった銀時たちには何にも影響はなかったってことか』
神「犯人はそのルイって女以外他にいないアル!今すぐ吊し上げて・・・」
銀「早まんな。俺が金時に漫画さらわれたみてぇに、催眠波でも使われてんだ。今行動したって、しっぺ返し食らうだけだろ」

あ~・・・あれだったらやばいな・・・

『ど~すりゃいいかねぇ』
新「銀さんがやったように、行動の矛盾点をつくのはどうですか?」

行動の矛盾点ねぇ・・・たとえば・・・

『あんなに可愛いのに、下ネタ連発するとか?』
銀「それはそれでアリじゃねぇの?」
神「あんなに可愛いのに行動がおっさんとかはどうアルか?」
銀「そりゃ瑠維も同じだろうが」

ちょっと?それってどういうことよ?

新「あんなに可愛いのに強すぎるとかはどうですか?」
神「それは瑠維も私もネ!」
『ツッキーとかお妙さんとか九ちゃんもだよ』

どうしたものか・・・

全員で頭をひねり、考えていると銀時が言い出した。

銀「あ、そういや」
神「何か思いついたネ!?」

銀時は私を見ながらぼそりと呟いた。

銀「言葉遣いが違いすぎる」
『・・・はぁ?』
銀「いやな、ルイって女は明らかに女喋りだったわけよ。でも、お前は口が悪い」
新「なるほど!そこが矛盾してるってわけですね!」

銀時と新八くんがふたりして納得する。

それに私は納得できるわけなくて・・・

『それってどういうことかなぁ?銀時、新八くん?』
銀「いや・・・あくまで予想だから」
新「断定は・・・」
『問答無用!!』

私は二人の頭に拳骨を落とす。

かなりの力で・・・

銀「いってぇ・・・これも矛盾点だな・・・」
新「怒りっぽい・・・ですか?」
『もう一発食らいたいわけ?』

笑顔でそう言った私から、二人はすごい勢いで逃げていった。

/ 250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp