第26章 裏表なきは君子の扇かな
銀時で
『ぎゃっ!』
銀「うおっ!」
思いっきりぶつかってしまった。
銀「いって・・・て、瑠維!、お前これどうなって」
『そんなの私が・・・って、私の事わかるわけ!?』
と立ち止まったが、後ろからの怒号が・・・
銀「何が起こってんだよ!」
『んなの知るか!』
銀「じゃあ、何した!」
『原田さんに頭突きくらわした!』
銀「なんで事態を悪化させるようなことするんだよ、お前は!!」
と銀時は走り去ろうとする私の襟首を掴んだ。
『なによ!』
銀「俺が話を・・・」
『つけれるんなら、最初から頼ってるわ!このバカ天パ!』
銀時の手を振り払うと、私は一気にまくしたてた。
『私と一緒にいたらあんたまで疑われる。私は後で万事屋に行くから。今は大人しくしてて』
銀「お前は!?」
『逃げる!!』
銀時と別れ、私は走った。
塀を乗り越えるのは、意外ときついので、裏口から出ようと思ったのだ。
だが・・・
『げっ!』
裏口にいたのはいや~な二人で・・・