第21章 初めての・・・
は~い!!ここからはあのゴリ・・・じゃなかった。
泣く子も黙る真選組局長の近藤さんのナレーションから、わたくし、真選組参謀の藤間瑠維に代わりま~す。
さっそくですが・・・
マジで一回死んでくんないかな?あのクソ上司・・・
無茶だろ、無理だろ、お前がしろよ!
あ~もう・・・ムカつく・・・つーか死ね!
沖「おっ、お帰りなせェ、瑠維」
『あっ!ただいま~総悟!!』
あ~・・・久しぶりに見た総悟は・・・うん、かっこいいわ。
も~、超かっこかわいい!!
癒される・・・中身はすごいけど・・・
沖「土方さんに書類、出しに行くんですかィ?」
『そう!ほんと人使いが荒いっていうか・・・』
沖「・・・まあ、それがあの人ですからね」
『総悟?どうしたの、大人しいね。気持ち悪いっていうか・・・』
沖「いや、結構無理してたみたいなんでね。まあ、これで過労死してくれたら副長の座は俺のもんだし、瑠維も俺のもんになるし・・・万々歳なんですがね」
『そう簡単には死なないって!悪運が強い?って感じじゃん』
そんな意味の分からない・・・てか、意味のないっても言うか・・・世間話をし、すぐに別れた。
少し歩くと、目当ての部屋が見えてくる。
『副長、報告書もってきました』
声をかけるが、いくら待てども返事は来ない。
『開けますよ?』
空いた左手でふすまを開けると、トシが机で眠っていた。
『・・・寝てんのかい』
山積みになった書類の上にさらに乗せる。
つもりだったけど・・・バランスをとるのが難しかったのでやめた。