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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第21章 初めての・・・


そのままスカーフをとると、首筋に口づけた。

『あああああ!!』
土「いってこい」
『さいってい!!』

痕のついた首筋を擦りながら、瑠維ちゃんは恨めしそうにトシを睨む。

土「遅れるぞ」
『あ!!・・・死ね土方!』
土「はいはい」

素晴らしい言葉を屯所に置きながら、瑠維ちゃんは電車に乗り込んだ。

自分でスカーフを直しながらぶつぶつとトシの文句を口にする。

『あ~もう・・・どうすんのよ・・・せめて見えないところにつけないさいよ』

スカーフつければいいか。としっかり自己解決している。

近「キスマークってね」
『はい?』
近「独占欲、征服欲の表れとか・・・」
『・・・』
近「浮気防止のためとか言うらしいよ」

浮気防止の言葉にピクリと反応を示した。

『・・・浮気なんてしないってのに・・・』
近「トシの場合は瑠維ちゃんは俺のものって方が強いんじゃない?」

そう言ってあげると、頬を少し赤らめ、そうなんですかね・・・とつぶやいた。

その後隣で爆睡していたことはトシには言わないでおこう。
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