第17章 は・・・はめられたァァァ!!
振り返るとそこには・・・まあ、不機嫌な顔したトシと・・・
近藤さんが。
『近藤さんんんんん!!』
近「な・・・なに!?」
『総悟が神楽ちゃんと付き合ってるって本当ですか!?』
私の質問に近藤さんは笑った。
近「新八くんから聞いたんだろ?」
『は・・・はい』
近「あれは、総悟が賭けに負けたらしく、カップルじゃないと食べられないっていうジャンボパフェ2万円をおごってたらしい」
『2万?』
近「万事屋じゃ一緒に行っても金がないって言っててな。で、総悟が捕まって、おごらされる羽目になったらしい」
『新八くんには・・・』
近「言ったよ?安心してた」
『よかった~・・・神楽ちゃんと総悟なんてありえないもん』
安堵した。いや・・・でも意外とお似合いかも・・・。
ないか、うん、ないね。いや・・・
近「それより瑠維ちゃん?」
『はい?』
近「・・・」
近藤さんがトシに視線を送る。
『あ・・・』
忘れてた。朝帰りしたこと忘れてた。
どーしよ・・・どーしよ・・・
あれ?なんであせってんだ?
別に何にもしてないし、気まずくなる必要ないよね?
てか・・・
『すいません・・・トイレ・・・』
気持ち悪い・・・吐きそう・・・
下駄を脱ぐと、パタパタと走っていき、思いっきり吐いた。
出てくるのは酒ばかりで・・・・
『ど・・・どんだけ飲んだんだ?』
自分で自問自答する。だって液体しかでてこない。
口をゆすぎ、呟いた。
『よく・・・急性アルコール中毒で死ななかったな』
あ、私死なないか。じゃあ大丈夫だ。
とか思っていたが、また吐き気が襲ってきて、トイレに入りびたりになった。
『あ~・・・気持ち悪い・・・頭痛い・・・』
朝帰りという恐怖から解き放たれたのは、凄まじい吐き気と頭痛で・・・
『くっそ・・・飲ませるだけ飲ませて・・・結局は・・・暴露話しかしてないし・・・陸奥さん来てないし・・・』