第17章 は・・・はめられたァァァ!!
開き直ったはいいものを・・・なぜか新八くんから電話がかかってきた。
『どうしたの?』
新「実は・・・銀さんが・・・」
『うん、銀時が?』
新「なんか・・・落ち込んでて・・・」
『・・・え~と・・・はい?』
新「か・・・神楽ちゃんに・・・また、恋人ができたらしく」
え?ちょっと待って?今なんつった?うん?
『聞き間違い・・・じゃないよね?』
新「えと・・・なんか・・・沖田さんらしい・・・」
『・・・はぁぁぁぁぁぁぁ!?』
電話に向かって怒鳴ってしまった。
新「さっき・・・その・・・神楽ちゃんと沖田さんが・・・仲良くカフェに・・・」
『見間違いでしょ!』
新「違うらしいです・・・」
『でも、さっきすれ違ったよ?』
新「なんか、その前に銀さんみたらしくて・・・今さっき仲良く手をつないで」
ちょっと待とうか?なんか頭がぐちゃぐちゃ・・・
『つまりは・・・数日前に二人を見て、で、今日仲良く手をつないでカフェに入って行ったと』
新「らしいです」
しばし沈黙があった。
『ないないない!!』
新「ですよね~、銀さんの見間違いですよね」
『そうだよ!そういうことにしとこう』
新「もし・・・そうだとしたら?」
『見守ろう』
と早々と結論が出た。しかし、電話をきってからもその謎は深まるばかりで・・・
首をかしげながらメチャクチャ考えていると・・・
土「朝帰りを堂々と発言したと思ったら、大声で男と電話か?瑠維」
背後からの声に私の背中は大きく跳ね上がった。