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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第17章 は・・・はめられたァァァ!!



あ~もう・・・帰りたい・・・

いや・・・拷問でしょ・・これ・・・

私は部屋の隅っこで小さくなって、一人飲んでいた。

銀時たちが話しているのは、幼いころの私のことで・・・

銀「あ~そうそう・・・んなこともあったな」
坂「昔はちっこくて・・・」

嫌がらせのように喋り続ける。

別にいいじゃん!だって、お化け怖いもん!未だにお化け屋敷とか無理だし・・・虫も気持ち悪いから嫌いだし・・・雷もダメだったし・・・でも、今は克服した!

って言いたいけど・・・言ったってまた笑われる。

銀「そんなチビが俺らと同い年ぐれぇの男捕まえやがってよぉ」
坂「ほぉ・・・それは初耳じゃ。詳しく聞かせてくれんか?」
銀「実はな・・・」
『もうやめてェェェ!!』

洗いざらいすべて話され、結局また泣きそうな羽目に・・・・

そんな私はもうキレて・・・

『銀時だってねぇ!!さっちゃんとかツッキーとかに・・・』
銀「てめ!やめろそれは!!」
『女装したり・・・』
坂「なるほど・・・金時にそんな趣味があったとは・・・」
銀「瑠維何言ってんだ、テメーはァァァ!!」
『未だに歯医者が嫌いだし・・・』
銀「それはテメーのとこのアイツも一緒だろうが!」

今度は銀時の大暴露話に突入する。

そんなこんなでいつの間にかかなりの時間がたっていたようで・・・そしてかなりの量、飲んでいたようだった。

会計は坂本さんがしてくれた。というよりか、そのつもりだった。

坂本さんは陸奥さんが迎えにきて、二言三言話して帰って行った。

のこりはぶっ潰れたこの天パで・・・

銀「ぎぼぢわりぃ・・・」
『あ~・・・はいはい・・・』

路地裏で背中をさすってやり、だいぶん落ち着くと、タクシーを拾う。

『歌舞伎町の「万事屋銀ちゃん」まで』

言ってみたものの、銀時を見れば大抵わかる。
なんだかんだ言って、このバカは顔が広い。

『変な奴・・・』

顔にかかった銀髪をはらってやると、小さく身じろぎした。
それから万事屋につくと、神楽ちゃんに銀時を渡した。

そしてそこから記憶がない。
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