第17章 は・・・はめられたァァァ!!
待ち合わせ場所はかなり高級な旅館だった。
『「さすがはボンボン」』
二人そろってその言葉を口に出す。
案内され、予約されていた部屋に入ると、そこには坂本さんがいた。
いや、正確に言えば・・・
坂本さんしかいなかったのだ。
『ど~ゆ~こと?』
銀「いや・・・こうでもしねーとこねぇかなって・・・」
坂「どうしたんじゃ?金時、瑠維」
『いや・・・ちょっと・・・』
はめられた・・・いや、銀時を信じた私が悪かったのか。
銀「まあ、今日は・・・」
坂「いや~、それにしても金時から誘ってくれるなんぞ思ってもみなかったぜよ」
・・・はい?
私は銀時の顔の真横の壁を殴った。壁からはシュ~と音が出ている。
『どういうこと?』
銀「すいまっせーん!!」
その後、銀時が平謝りになったのは言うまでもなかった。