• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第16章 誕生日♪誕生日♪・・・なのになんで・・・プールなの?


え?なんか勘違いされてない?

『待て待て!!ジミー、別に入ってきても問題ないよ?』

トシから離れ、ふすまを開ける。そこには真っ赤な顔したジミーがいた。

山「すすすみません。そういうわけじゃ・・・」
『だから!!何勘違いしてるの!?何もしてないし、何もされてない!』
山「いや・・・すみません」


謝るジミーに私が必死でフォローする。てか、こうなった原因ってトシじゃん!

後ろを見ると、不機嫌そうに煙草を吹かしているトシがいた。

腕を振り払われたのが気に食わなかったのだろう。

いや、不機嫌になりたいのこっちィィィ!!

『とりあえず・・・朝ごはん食べよっか』
山「大丈夫ですか?昨日かなり飲んでたから」
『大丈夫くないよ。朝っぱらから驚かされるし・・・』

ため息交じりにそう呟くと、ジミーの手が耳に触れた。

山「ピアスですか?」
『誰かさんが寝てる人にいきなりつけたの』
山「これ・・・美恥ですよね?」
『さあ?まだちゃんとは見てないから』

しげしげとピアスを見つめてくるジミー。

出番なかったからって・・・そんなに近づくなよ。

土「離れろ」
山「うぎゃああ!!」

あ~あ・・・
蹴り飛ばされちゃったよ・・・・哀れ、ジミー。

心の中で手を合わせていると、腕を引かれた。

土「行くぞ」
『え・・・今日非番・・・』
土「俺もだ。奇遇だな」
『・・・絶対わざとだ!!ぜぇったいわざとだ!!』

寝ぐせの付いた頭を掻きながら、トシは廊下を歩いて行った。

『ごめんね、大丈夫?ジミー』
山「だ・・・大丈夫です。調子に乗りすぎた俺が悪いんです」
『・・・ねえ、本当に私たち二人って・・・休み?』
山「・・・はい。副長が、局長にお願いしてましたから」

その言葉に小さくため息をつくと、ジミーと一緒に食堂に向かう。

/ 250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp