• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第16章 誕生日♪誕生日♪・・・なのになんで・・・プールなの?


『・・・うれしいような・・・ムカつくような・・・』

綺麗な花束を弄りながら、腑に落ちないようにそう言う。

近「今日の主役は瑠維ちゃんだ!さあ、なんでも言ってくれ」

近藤さ~ん。言ってることの意味が分かりません。

『はあ・・・じゃあ、お腹空いたんで夕飯食べていいですか?あとは特別なことしなくていいんで』

瞬間、周りの空気が冷たくなった。
まあ、そりゃそうだ。でも、こんな嫌がらせされたんだからこのぐらいの仕返しはいいだろう。

近「え・・・と・・・怒ってる?」
『別に』
近「・・・怒ってるよね?」
『怒ってません』

近藤さんはかなり落ち込んだ様子で、「瑠維ちゃんの分の飲み物も持ってくるから」と食堂の方に歩いて行ってしまった。

土「・・・オイ」
『怒ってないよ。ただの悪ふざけ』
沖「近藤さん、傷つきやすいんですからもうちょっと優しくしてあげてくだせェ」

お前らのせいだろうーが・・・とか思ってたけど、神山によってそれは阻まれた。

神山「瑠維さァァァァァん!!お誕生日おめでとうございます!!そして生まれてきてくれてありがとうございます!!」
『・・・うん、ありがとう神山。それと最後の言葉は神山が言う言葉じゃないよね?あんた私の彼氏?』

冷静にツッコミながら皿に乗せられていたシュークリームをほおばった。

クリームが口の中ではじける。その甘さにほおが緩んだ。
もう一個食べようとすると、その手はトシが遮った。

土「先に飯食ってからにしろ」
『い~じゃん、ケチ。てかお父さんじゃないんだからそんなこと言わないでよ』

もごもご口を動かしながらそう言うと、ちょうどいいタイミングで近藤さんが現れる。

その手にはドンペリが握られていて・・・

『ドンペリだァァァァァ!!』

速攻で機嫌が直った。
/ 250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp