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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第14章 本当の事



私が地球に着いたのはあれから二日後の昼間・・・つまりは真太郎さん・・・いや、兄の処刑失効日だった。

兄は傷が回復する。そのため火あぶりの刑となっていたはずだ。

小型船を乗り捨て、ただひたすらに走った。

足がもつれて転びそうになっても、走り続けた。

そして目当ての場所につく。

やはり警察が入口を包囲していた。逃げられないようにするためだろう。

突っ切ろうと足を踏み出すと、奉行所の奴らに止められる。

振り切ろうとした時に、見慣れた制服が見えた。

『真選組の人!!』

いや、自分も真選組か・・・とか思っていると、その人が振り返った。
でも、なぜか女だった。

あ・・・・そういや近藤さんが新しい女隊士募るとかなんとかって・・・・

会ったこともない人になるか・・・私って・・・

じゃあ入れてもらえねーじゃん!


とか言ってる場合じゃなァァァい!!

『退け!!』

上に飛躍すると、男の頭を踏みつけた。そのまま踏みながら進んでいく。

人ごみを抜けると、また走り出した。

こんなことなら隊服で来ればよかった・・・

追っ手を振り切りながら走っていくと、大きな広場に出た。

そこは他のどの部屋よりも気温が高くて、中央では火がごうごうと燃え盛っていた。

そしてその上にはつるされた兄が・・・

いや、どこの拷問?
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