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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第14章 本当の事


しばらくすると、船が出るような音がした。窓からこっそり覗いてみると、それは坂本さんの船で・・・・

『やっと・・・・・か』

私は笠を被り直し、晋助の居るであろう部屋に向かう。
足が重く感じる。だが、進まなければ何も変わらないのだ。

ようやく私はその部屋にたどり着いた。
自動ドアだから、勝手に扉は開く。

開いた扉からは独特な紫煙の香りがする。
トシの煙草は苦いといったイメージがあるが、晋助のは甘いといったイメージがある。
まあ、イメージに過ぎないのだが・・・・・

中には鬼兵隊と晋助がいた。
また子が私に向かって近づいてくる。

ま「あんた誰ッスか?ここは鬼兵隊以外は立ち入り禁止ッス!!」
『知ってるわよ、そんなこと』

私は笠の紐に手を伸ばした。

ま「・・・その声・・・・」
『久しぶりね、また子』

そのまま笠を取りさる。また子はそのまま私に銃をつきつけてくる。

ま「真選組のあんたが何でここに・・・・まさか晋助さまを!?」
『違うちがーう!!全然違う!!』
ま「・・・・・なんかテンションおかしくないッスか?」
『え?そーかな・・・・』
ま「そうッスよ!!」

また子~普通に会話してね?

ま「・・・・って、本題から・・・・逸れてませんか?」

また子のその一言で私はやっと思い出した。

『そうそう!!私、晋助に用があるんだった』

また子の横から顔を出し、ニッコリ笑う。

『本当のこと、話してもらうからね?』

晋助は顔をあげると、ニヤリと妖艶に笑って見せた。

晋「そろそろだろうとは思ってたがな・・・・」
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