第13章 質問の答えときまり
山崎side
瑠維さんは参謀となった。自分の事がわからないのに、真選組のことばかり考えて生きている。
でも、どこか楽しそうで安心した。
そんなことよりも・・・・・
何か瑠維さんあの隊服、めっちゃ似合うんですけど!?
今まで隊士の中でも相当な人気があったけど、参謀になってからはもうすごいのなんの。
副長の彼女だってことはほとんど封印されている。
俺は別に可愛いなとしか思わないけど、周りから見ればそうじゃないらしい。
毎日毎日隊士の奴らはアタックしまくりだ。
てか、その原因って副長にあるんじゃね?
瑠維さんと副長は本当に付き合ってるのか不安になるくらい表に出さない。
仕事のことを話すときはお互いのことをまったく意識していないようだし、ぶっちゃけ言って旦那とのほうがカップルに見える。
山「大丈夫なのかなぁ?」
副長に書類を持って行く。
すると、ほんの少し副長の部屋のふすまが開いていた。
誰かいるのだろうか?
そう思ってこっそり覗いてみた。
すると・・・・・
土「何で泣くんだよ!?」
『うるさぁい!!トシの馬鹿!!』
瑠維さんが居た。
つーか泣いてね?え?これ修羅場?見ちゃいけなかった?
副長は困ったように頭を掻いている。
土「泣くようなこと言ったか?」
『死ね土方コノヤロー』
土「いや、何で今ァァァ!?」
『・・・・・・
嬉し涙よ!バーカ!!』
瑠維さんんんん!?
それすっごい殺し文句ですよ!?てか、ツンデレなの!?
・・・・いや、瑠維さんの場合ツンデレツンだな。
自分で言っときながら意味不明だ。
土「・・・・・ほぉ」
『・・・・馬鹿』
土「つーか書類ってどれだ?」
『あ、これです』
ええ!?さっきまでの甘々モードは!?
土「山崎、覗きたぁいい度胸だな」
副長がこちらを睨んでくる。・・・・・ばれていないかと思ってた。
山「・・・・すいません」
『え?居たんだ』
山「はい・・・・」