第13章 質問の答えときまり
私は一気に話を変える。
『ねぇ、トシ!!』
土「いきなりどうした?」
ミツバさんに頼まれた言葉・・・・と・・・・
『今から言う言葉、絶対トシ怒ると思う!』
土「・・・・ならいわなけりゃいいだろ」
『言わなきゃいけないの!』
なんとか了承を得ると、私はミツバさんの言ったとおりにこう言った。
『もし、ミツバさんにもう一度会えるならどうする?』
その言葉にトシは思いっきり不機嫌な顔になった。
てか、なんでミツバさんの話したら不機嫌になるわけ?
土「んなこたぁありえねぇだろーが」
『いや、そうなんだけど・・・・・』
土「・・・・お前は何て答えてほしいんだ?」
答えてほしい?
いや、トシの思うままに答えてほしいけど・・・・・
『・・・・・さぁ?』
答えると、トシはめんどくさそうに煙草を取り出した。
そしてしばらく考えて・・・・
土「どうもしねぇよ。お前がいるだろーが」
『・・・・も~、ちゃんと本心言ってよね!じゃないと、何でこんな質問したのか教えないよ?』
トシは、意味が分からないといった顔をする。
一本煙草を吸い終えると、トシは真剣な顔つきになった。
土「本当は、お前の事愛していた。ずっと伝えたかった。お前は俺のせいで最後まで・・・・・本当にすまなかった。でも、愛していたのには変わりねぇ。もしもう一度出会えるのなら・・・・・」
真っ直ぐに私を見つめた。
土「俺はお前と生きてぇ」
嘘・・・・ついてないみたいだね。
よかった・・・・・