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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第13章 質問の答えときまり



次の日、トシは二日酔いだった。
まぁ、酷くはなかったが・・・・頭が痛いようだ。

トシに提出用の書類を持っていく。

『入りますよ?』
土「ああ」

短い返事に私は頷く。

『これ、きょう提出だった書類です』
土「そこに置いといてくれ」
『・・・・・』
土「どうした?」

仕事モードにトシは切り替わることができる。でも、ふとした時にそれはいきなり消えたりもする。
そういう時は敬語を使わなくてもいい合図だ。

『昨日の事・・・・覚えてる?』
土「まったく」
『あ、そう』

私は昨日の一言を思い出して頬が緩んだ。トシが私の頬をつねった。

『いひゃい!!』
土「俺、何か言ったか?」
『うん、言った』
土「何を?」
『え・・・・言いたくない』

トシはそれを聞くと不機嫌な顔になった。

『・・・・俺の・・・・女って・・・・言ってくれた』
土「・・・・・そうか」
『ちょっとぉ!?何その反応!こっちは恥ずかしかったのに!!』

何も言わないトシに腹を立てて、私は部屋から出ていこうとした。だが、

土「瑠維」

と呼び止められる。
逆らうことは出来ず、近づいていくとトシは立ち上がった。

土「うれしかったか?」
『・・・・別に』
土「パトカーの中で・・・・いろいろ話してたな?」
『聞いてたの!?』
土「ああ。で?お前は誰以上になれねぇって?」

え?そこ?
だから、ミツバさん以上に・・・・・

あ・・・・・ミツバさんから頼まれてた質問!
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