第27章 小さな太陽と大きな背中
「それは・・・」
いつまでとか、わかんないんだよ・・・
もしかしたら、ずっとかも知れない。
でも、もしかしたら・・・違うかも知れない。
菅「あ、あぁ、あのさ旭!もしかしてここにいたのって、紡ちゃんと何か約束・・・してた、とか?」
その場の空気を切るように、スガが話題を変えた。
「まぁ、約束っていうか・・・放、」
『放課後デートです!私と東峰先輩が』
菅「そうなんだ?紡ちゃんと旭が放課後デ・・・ええっ?!なんで?!」
澤「ひげチョコのクセに!」
いやそこ関係ないだろ、大地・・・
影「城戸!お前、気は確かなのか?!」
影山も、さり気なく酷いな・・・
菅「紡ちゃん?!どうしてオレを差し置いて旭なんかと!」
『スガさんも、大地さんも落ち着いて下さいよ!なんでそんなに慌ててるんですか?東峰先輩は有害ですか?!』
城戸さん、あのね?
城戸さんも落ち着いてくれると・・・嬉しいんだけどね・・・
菅「紡ちゃん、よく考えて?旭だよ?紡ちゃんが一緒に歩いてたら職質されるよ!」
澤「そうだぞ紡!・・・よりにもよって、ひげチョコとなんか、俺は、俺は許さんぞ!」
大地、お前は城戸さんのお父さんかよ。
『もう!ふたりとも何言ってるんですか?東峰先輩はちゃんと人間ですよ?心配いりません!』
「あ、あのね城戸さん?ちゃんと人間って・・・」
『東峰先輩は黙ってて下さい!』
「あ・・・はい・・・スンマセン・・・」
あれ?
なんかオレ、勢いに飲まれて返事しちゃったよ。
やっぱり、ちょっと不思議な感じの子だよなぁ・・・
ー オーイ!なに騒いでんだ紡?向こうまで聞こえてた、ぞ・・・旭、さん・・・? ー
「西谷・・・」
久し振りに見た西谷の姿は・・・オレにはまだ太陽よりも眩しすぎて。
ずっと部活に出ていない後ろめたさと申し訳ないのとか混ざって。
思わず、その小さな眩しさから・・・目を背けた・・・