第26章 交差する想い
個人的な理由で練習抜けたらダメな人でしょ?!
・・・だ、大地さんに・・・
澤「よーし!縁下が準備終わるまでワンドリンク休憩!」
・・・大地さんは、俺の事・・・お嫌いですか?
絶妙なタイミングで全員が休憩に入る。
菅「休憩だって。じゃ・・・捕まえたぁ」
「うわぁっ!!」
俺・・・今日1日こんなんばっかり・・・
いや、困難ばっかりと言うべきか?
朝と同じ状況に・・・体が硬直する。
清「澤村。洗濯物干場が溢れてるから、体育館の裏に干し、・・・」
部員の洗濯物を入れたカゴを抱えた清水先輩と視線が合う。
「あ、えと・・・」
清「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何か・・・言ってくださいよ・・・
清「澤村、洗濯物干して来る」
・・・ガン無視、興奮するっ・・・いや!しない!!
しないぞ俺は!!
「あの・・・助けて貰えると・・・?」
清「・・・縁下、やっぱりそっち系?」
ここに俺の味方はいない・・・
誰かに助けを求めることも諦めた俺は、スガさんが満足するまで耐え続けることを選んだ。
俺の困難は、まだまだ先が長そうだ。
今日の星座占い・・・何位だったんだろう・・・