第18章 練習試合!
例え数日とはいえ、同じチームのメンバーになるのだから、せめてその間だけでも会話のキャッチボールが出来るといいんだけど。
・・・後で、お昼の時にでも少し話をしてみよう。
澤「城戸さん?」
『わっ、は、はい?!』
考え事をしていたせいで、リアクションが大きくなってしまう。
澤「ゴメン!びっくりしちゃった?」
『いえ、私こそ考え事しちゃって』
澤「そろそろ始めようと思うんだけど、いい?」
澤村先輩の言葉に1つ頷き、そして、ある提案を持ちかけた。
『澤村先輩、ひとつ提案があるんですけど・・・』
澤「提案?どんな?」
『練習の中の試合形式とはいえ、生意気ですけど私は負けたくないです。でも、私自身はとてもこの中では戦力にならないのも自覚してます。なので・・・』
そこまで言って。
澤村先輩に手招きをして、言わば内緒話の格好になる。
『私の戦力の代わりに、影山をいれてあげませんか?』
澤「影山を?」
『はい。さっきボール合わせする前に、先輩達にトス上げるポイントを教えてくれたお礼、というか。でも頭を冷やす条件は変えずに、あくまでも、私の戦力の代わりって事でセッターはさせない条件でどうですか?』
澤「城戸さん?俺達は城戸さんの事を戦力外だとは思ってないよ?それだけはわかって欲しいかな。でも、まぁ、影山もなるべくみんなと練習して欲しいのは確かだし、城戸さんの提案やって見るのも面白いかもね。」
澤村先輩はウンウンと頷きながら、他のメンバーにも話を通してくれた。
話が終わると全員が集まり、そこで澤村先輩が影山を呼び入れる。
影山は澤村先輩から説明を受けると、トスを上げられないという条件に不服そうではあったけど、それでもコートに立てるならガマンするという風な態度を見せた。
とりあえず今回のみのポジション決めをして配置に着くと、影山がこっち側にいる事にブーイングが出た。
日「あーーーっ!!影山なんでそっちにいるんだよ!オレにトス上げろよー!」
菅「ひ、日向?!オレの立場は?!」
田「大地さん、影山入れるとかずるいっスよ!」
日「かーげーやーまー!!」
月「ハァ・・・うるさい・・・」
山「ツッキー、なんか機嫌悪い?」
月「山口、うるさい」
山「ごめんツッキー・・・」
あれよあれよという間に、みんな好き勝手な事を言ってもりあがっている。