第12章 超絶?!秘密の特訓開始!
制服のポケットから鍵を出して見せると、なっちゃんはニコニコしながらパンダの頭を撫でていた。
「さ、夏?お姉ちゃん達は練習あるんだから、そろそろ帰ろうか?」
日向君のお母さんが口火を切ると、影山のお母さんも相槌を打ち、それではと言って帰って行った。
影山も日向君も、どことなく気まずそうに私達に振り返り、うるさくてすみません・・・とこぼした。
桜「さ、気持ちを切り替えて練習始めようか?慧太は仕事いってるけど、そのうち帰ってくるから。じゃ、行こっか?」
桜太にぃの言葉に、私達は昨日と同じ様に支度をして地下コートに向かった。