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好きなの?【おそ松さん】

第3章 再開


一松side


**********


翌日になり俺は1人で登校していた


昨日のことを思い出す


あんな笑顔のないおそ松兄さん
初めて見た

あれから家に帰るとおそ松兄さんは
いつも通りみんなと話していた

俺たちが知ってるあの笑顔で…




お『一松だけには言ってあげるけど
俺……


お前らの前にいる俺と
1人のときの俺

けっこう違うからな』



そういった目は殺されるんじゃないかって
思うぐらい光がなくて今にも襲いかかってきそうな
目だった

今までに見たことないおそ松兄さん…


背筋がゾクッとする…


ガタッ


席につくともう隣には彼女がいた



一「ねぇ…」


呼んでも気づいていないのか
こっちを向かない



なんて呼ぼう…
苗字が分からず、下の名前しか分からない


ちゃん付けはきもいし…
さん付けもやだ…


いっそ様にするか

いや、それこそきもい…


一「…っ…」


初めて呼び捨てで呼んだ
顔が真っ赤なのは自分でも分かる


「え?あ、私?」


彼女も下の名前を呼ばれたことにびっくりしたのか
目を大きく開いた


一「そう…
ちょっとこっち来てくれない」


「…う、うん」


俺はどっかの空き教室に入った


一「その昨日は悪かった」


「え?いや、一松くんはなにもっ、」


一「俺があんたを1人にしなければ良かったんだ

そしたらあんなことに…」

「あ、…」

昨日のことを思い出したのか彼女は
頬を赤く染めた


その反応からはおそ松兄さんに
好意があるように思える



一「逆に邪魔したかもしれないね」


「へ?…」


一「あんたおそ松兄さんが好きなんでしょ?」

ズキッ


自分で聞いといてなぜか後悔している

もしうなづかれたらどうしよう…
なんで俺こんなに焦ってるんだ。
あったばかりの女に。


「今はもう好きじゃないよ」

一「え?…」


「そりゃ前はおそ松くんに告白したけど。
もう好きじゃないよ!」


一「そうなんだ…」

なぜか安心している…
なんでだろう。こいつに会ってから
感情がコロコロ変わってばかり…

お「そんな嘘つかなくて
いいのに〜」

「え?」


俺はドアに寄りかかっている
人物をみて血の気が引いた

おそ松兄さんは危険人物だと
知らせているみたいに
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