第2章 神様って本当にいるの?
れおside
れお「大丈夫か?」
優「ちゃんと安静にしてた?」
『あぁ。ちょっと質問あるんだけど』
れお「何だ?」
優「…?」
『正直に答えろよ?俺のことどう思ってる?』
れお「はっ?」
優「好きだよー!」
『れおは?』
れお「…好き」
『んじゃもしさー、俺が居なくなってお前らが俺のこと忘れたとしたら?』
れお「もし、お前が消えたとして皆がお前の事を忘れても俺は絶対に忘れねぇ。そうだろ?」
優「うん、俺も一緒。」
『そっか、ありがとな。俺やっぱお前らの事大好きだわ!』
れお「…そーかよ」
…消えるってなんだよ。
いつも俺は大事な時に"好き"とか"行くな"を言えねぇ…
ほんとに消えたらどうするつもりだよ…
『2人には言うけどさ…笑うなよ?』
れお「あぁ」
優「うん?」
『車に跳ねられたあとさ?神もどきに会って、悪魔もどきにあったんだ。』
れお、優「…………は?」
『でな、神もどきのじじいは本当は神じゃなくて悪魔もどきは明日照神社に居んだ。それでこっそり病院抜け出したら願い?叶えてやるみたいな事言われて、銀魂の世界に連れてってくれ!!って言ったんだよねー笑』
れお「お前…熱でもあんのか?」
優「…非科学的だけど俺は愛夏姫を信じるよ。」
『さっすが優!大好きだぜ!! 』
れお「いやいやいや、ちょっと待てよ。仮にそれが本当だとしたらお前は行くのか?」
『だから悩んでんだよ、こっちに居てもれおと優しか頼れる人いねぇし、でもあっちに行ったらしなきゃいけないことがあるんだ。もし、俺が死んだとしても。』
れお「……帰ってこれるんだろ?」
『いや…片道切符だ。あ、今度の土曜俺と明日照神社行かねぇか?俺には語彙力がないからさ』
れお、優「行く」
『んじゃ決まりだな!!』
頭でも打ったか?
んでも俺はこいつを信じたいし…
ま、行ったら分かることか…
その後俺と優は病院を後にし…こっそり明日照神社へ向かった。