第5章 第5章
燭台切「そうみたいだね。狐くん、どうして主の部屋にいたんだい??」
お付きの狐「それが…夜中に寝ぼけてウロウロしていたようで部屋を間違えてしまったのです。…主殿、申し訳ありません。」
長谷部に抱っこされながら狐くんが説明してくれた。
長谷部「まったく、よりにもよって主の部屋に入るとは…」
『あ、私は全然大丈夫だよ。それより、大きな声を出したからビックリしたよね…こちらこそ、ゴメンね。』
長谷部に近づき狐くんの頭をそっと撫でた。
そしたら、気持ち良さそうに目を細めていた。
燭台切「ふふ、主はとっても優しいんだね。」
狐くんを撫でている私の頭を燭台切が撫でてきた。