第4章 第4章
どうしよう。どうしよう。
燭台切のそんな表情に焦り出し俯いてしまう。
燭台切「ねぇ、主…」
ビク!
声を掛けられてつい驚いてしまう。
燭台切「僕の呼び方、燭台切じゃなくて光忠の方にしてくれないかな??」
……。
『え?』
燭台切「あ、いや…燭台切でも別にいいんだけど、何だかカッコつかない気がしてね。」
少し申し訳なさそうに苦笑いをしている燭台切を見て
ブワッとまた涙が出てきた。
燭台切「え⁉︎主どうしたの?お腹でも痛くなったのかい?」
まさか、泣かれるなんて思っていなかったのであろう
一瞬、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、どんどん焦りを出してくる燭台切。
『ぷっ…あははは!はは!…はぁ、大丈夫だよ。コレは嬉し涙だから…コレからよろしくね光忠』
燭台切「うん。よろしくね。」