第4章 第4章
子どものように泣いている私を燭台切はずっと、お母さんのように優しく撫でてくれた。
この時、私は初めて他の人も頼っていかないといけないんだなと知ることができた。
しばらくして、泣き止んだ私をそっと離してお茶を淹れるくれる燭台切。
燭台切「落ち着いたみたいだね。たくさん泣いて喉も渇いただろうしお茶を淹れるね」
そんな手付きをジーっと見つめる。
ゲームの中ではカッコよくなりたいって気持ちが強い子で…
こんな風にお茶を淹れる場面など想像した事がなかった。
燭台切「はい。熱いから気を付けてね。」
『あ、ありがとう…燭台切。』
そう言ったら燭台切はバツの悪そうな顔をした。
あ…私。また知らない間に何かやらかしてしまったのかな…