第3章 第3章
燭台切「え!(パク)…ホントだ!!次郎くん。主にお酒はダメだって言ったでしょ。汗」
僕もそのチョコレートを食べてみたら、
まるで強いお酒をいっきに飲んだ気分になるくらい
お酒の味がした。
次郎「あら?…あ、ゴメンゴメン。それ、あたし専用のヤツだったわ。主にあげようとしたのはコッチだったわ。」
そう言って、懐から別の包みに入っているチョコレートを取り出した。
倶利伽羅「お前、普通の菓子でもそんなに酒が欲しいんだな。」
次郎「そーよ!お酒がないと、あたし生きてけないんだもの。」
みんなが他愛もない話しをしている間に僕は主の様子を見た。
『スー…スー…』
顔を真っ赤にして穏やかに寝息をたてながら眠っていた。
燭台切「まだ、行ってないテーブルはあっただろうけど…こうなったら仕方ないよね。」
僕は静かに眠る主の頭を優しく撫でた。