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第34章 episode0<epilogue>


そんな私の悩みは、本当に簡単に解消される事になる。

なんと、私が前にいた東京の店舗で、数人が同時に産休、育休に入るらしい。
授かり物だから、時期が合ってしまったものは仕方がないけど。
1人ならともかく数人となると人員の補充が簡単には出来なかったようで。
元々あちらにいた、私が呼び戻される事になった。

こっちに永住する覚悟とかは無駄になったけど、嬉しい気持ちの方が遥かに勝っている。

これで、東京に帰れる。
りらが、約束から解放される。

まだ、彼女の結婚が決まっている訳じゃないから、当分の間は2人暮らしだな、とか。
数ヶ月先の事を楽しみにして、報告をしようと出したスマホ。
不在着信があったようで、相手はりらだった。

用事がなければ連絡して来ない彼女からの電話。

こっちも用事がある訳だし、すぐに折り返しの電話をした。
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