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第33章 episode0


この分だと、私がその首謀者…いや、実際にはフリをしていた被害者と知り合いだなんて思っていないだろう。
だって、他の人と同じ思考で、普通の質問をしただけだから。

あ、でも。
名前を知っていたら気付いたかな。
名字同じだし、赤葦は勘も良さそうだ。

「そうやって、その首謀者だけが悪いって決め付けないのは、知り合いだから?動画、赤葦は見た事ある?」
「いえ。学年も違いますし。興味が無かったので動画の存在は知っていても見た事すらありません。」

直接的に名前を知っているか、なんて聞けなくて、違う言い回しで問い掛ける。
あっさりと返った否定に心底安心した。

動画を見た事すらないなら、顔も知らない。

もし、あのコに何かあって私を訪ねてきても気付かれない。
顔を合わせて、万が一でも動画の件を口に出されたりしたら困る。
まぁ、親戚だろうと自分から人に近寄ったりしないコだから、来る可能性は限りなく低いんだけど。

確認したい事が終わって、話を止めるように口を閉じる。
聖夜に、こんな暗い話ばかりしていたい訳じゃない。

他の話題を探すように、赤葦の事を眺めていた。
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