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【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第10章 副政務官


セリシアside


なかなかの仕事らしい。
副政務官は、ジャーファルさんの次に大切となるみたいだが。
そして、問題はほとんど文官の人たちがやってくれるので、すごい簡単。
けど。

「これをお願いします。」

「あ、はい。」

かなり忙しい!!
ひとつ終わればまたひとつ。
ジャーファルさんって、いつもこんな仕事をこなしてたのかな??
すべて読んで、よさそうならといっていたけど・・・。
すべて読むのに時間がめちゃくちゃかかる!!

「・・・ん。」

たまにある「ん?」となる書類は、多分私の読解力が足りないせいだろう。
3回読んでようやくわかる。
そりゃ、たまにはこうしたほうがってあるけど・・・。
計算とかそういうやつなら楽なんだけどな。

「どうですか??」

「うわ!!・・・あ、すいません。」

ジャーファルさんだった。
仕事に集中しすぎて気配を感じ取れなかった。

「いえいえ。どうです??」

「結構大変ですね。」

「そうですか?まあ、慣れないと大変かもしれませんね。」

苦笑いしかできない。
この仕事に慣れってそんざいするの??

「さあ、お昼ですよ。」
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