【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第10章 副政務官
セリシアside
明らかに嫌味を込めてジャーファルさんが言っていた。
それには私がかかわれることではない。
「まあ、いつもと同じようなものです。ここ最近はちょっと量が多いですけどね。」
「そうか・・・。セリシア、お前はどのくらい手伝える??」
「そうですねー。」
どのくらいだろう。
午前の基礎が5時間半で、午後が4時間半。
基礎を削るのはちょっといたいけど、最後の方はくりかえしとかだしな。
っていうと、午前は1・・・。
いや、もうちょっと削ればいいか。
「午前は2時間くらいがギリギリです。」
「2時間か・・・。」
「午後はシャルルカンさんに教えてもらってるので、許可を得られれば別にいいのですが、それでも最低1時間は。3時間ほどやりたいので。」
考えるジャーファルさん。
シンドバットさんは・・・。
・・・??
何にも考えてないように見えるんだけど、気のせい??
「そうですね・・・。つまり譲れるのは3時間半ですか。」
「んっと、そうなりますね。」
「じゃ、それでどうだ??昼食休憩の前後でやれば。シャルルカンには言っておくが。」
「そうですね・・・。どうですか??」
んー、まあそれなら休憩も兼ねれるかな。
「わかりました。では、それで。」